Q.牛乳って太る?
A.いいえ!大きな間違いです!
牛乳1杯のカロリーは約130Kcalとショートケーキ1切れの半分以下です。
近年の研究では太らないどころか「体脂肪率を下げる」という結果が出ています。
毎日200ml以上牛乳を飲む人ほど骨量が高く、体脂肪率が低いという統計結果もでています。
またコレステロールが高いということもありません。むしろ牛乳はコレステロールが少ない上に、栄養素が豊富なのです。
つまり牛乳は自然がくれたダイエット飲料といってもいいのではないでしょうか。
Q.牛乳っていつ飲んだらいいの?
A.お食事と一緒かお食事のあとがいいでしょう。
ただ、牛乳は「オピオイドエプチド」や「トリプトファン」などの効果により安眠効果がありますので、「よく眠れない」「よく目が覚めてしまう」などお悩みの方は夕食やお休み前に飲むとよいのではないでしょうか。
銭湯でビン牛乳を飲むというのも理にかなってるんですね。
Q.牛乳はお肌にいいの?
A.牛乳には美肌に役立つはたらきがあります。
美肌と言えばコラーゲンですが、牛乳にはコラーゲンなどの美肌に役立つたんぱく質が豊富に含まれております。
コラーゲンに限らずたんぱく質は、口から摂取してから、体内で一旦アミノ酸に分解され、体に必要なたんぱく質に再合成されます。
そして、牛乳のたんぱく質は「必須アミノ酸」という体にはとても大切なアミノ酸がバランスよく含まれております。
とても良質なたんぱく質ですので、当然コラーゲンづくりにも役立ちます。
Q.カルシウムの補給には何が一番イイの?
A.牛乳は、カルシウム摂取の優等生です。
牛乳は理想的なカルシウム源と言われます。
それは牛乳はカルシウムが豊富な上、からだとしても吸収されやすい形で含まれているからです。
さらに成長期に必要な栄養素のバランスも良いのです。
給食で牛乳があるのも、主食・主菜・副菜では足りないさまざまな栄養素を補うためなんですね。
また、WHO(世界保健機関)の報告では、カルシウムの補給に一番よい食品は牛乳であると示されており、さらに骨折の予防にはカルシウムの摂取が一番よいと示されております。
Q.乳糖ってなあに?
A.牛乳の中に含まれている糖分のことです。
牛乳を飲むとほのかに牛乳特有の甘味を感じられますが、それこそが乳糖です。
この乳糖は非常に効率の良い体のエネルギー源です。
乳糖には腸内の善玉菌にはたらき腸内環境を正常化させお通じを整えます。
牛乳には乳糖が豊富ですが、ヨーグルトは乳糖が分解されてしまっています。お通じをよくしたいからと言ってヨーグルトだけをとっても効果がない場合もあります。
つまりお通じを気にされている方は、牛乳とヨーグルトをバランスよく摂取することも必要です。
また、牛乳を飲むとお腹をこわす方がいますが、これは乳糖を腸内で分解する力が弱いからです。
このような方は温めてゆっくり飲んだり、食後に飲む、料理に加えるなどの方法で徐々に慣らしていくことができます。
どうしてもお腹をこわすのが気になる方は乳酸菌で乳糖が分解されているヨーグルトや飲むヨーグルトなどがよいでしょう。
Q.毎日牛乳って飲んでいいの?
A.もちろん!毎日のお食事に取り入れることが必要なのです!
忙しい女性や共働きの多い忙しい現代人にとって毎食バランスの良い食事を食べることはなかなか困難になっています。
特に子供たちの食環境は非常に乱れ、近年の日本では食育基本法(H17年)が国で定められるほど現代の食生活は問題視されています。
子供たちの食生活のためにも食事に牛乳を1杯加えてあげてください。それだけで栄養バランスは大幅に良くなります。
また、子供だけではなく、カルシウム不足の日本人にとって牛乳を毎日1杯飲む習慣は丈夫なからだづくり、骨粗しょう症予防に役立ちます。
学校給食を終える高校生以降の日本人はカルシウムが不足しています。
毎日の食事は体づくり、健康づくりです。是非、毎日の食生活を見直し、バランスの良い食事を毎食とるよう心掛け、豊富な栄養素をバランスよく含んだ牛乳を取り入れて、健康に不安のない生活を送って下さい。